「夕映え天使」浅田次郎
さびれた商店街の、父と息子二人だけの小さな中華料理店。味気ない日々を過ごす俺たちの前に現れた天使のような女・純子。あいつは線香花火のように儚い思い出を俺たちに残し、突然消えてしまった。表題作「夕映え天使」をはじめ、「切符」「特別な一日」「琥珀」「丘の上の白い家」「樹海の人」の6編の短篇を収録。特別な一日の普通の出来事、日常の生活に起こる特別な事件。
26冊目
ストーリーテラー浅田次郎の面目躍如。
6編の小説は、珍しく近未来SFな「特別な一日」を筆頭に素晴らしく輝いた小説ばかりでした。
9点