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「ツインズ―続・世界の終わりという名の雑貨店」嶽本野ばら



「淋しかった。一人で。貴方が眼の前に現れるまで。淋しかった。一人で。ひたすらに孤独だった。――貴方という人が、きっとこの世界にいることを信じていたから、私は今迄我慢できたんです」デビュー作『ミシン』収録の感動の名作『世界の終わりという名の雑貨店』が今秋映画公開されます。それに先立ち、待望の続編が遂に登場します。本作を書き上げた日、著者はエネルギーを使い果たしたと担当者に語りました。一読し、心臓を鷲掴みして揺さぶられたようなショックを受けました。まさに渾身作です。ぜひご一読下さい。

169冊目
決してハッピーエンドではありませんが、嶽本野ばらの小説を読むと寂しさとともに、清涼感が漂います。
ミシン収録の前作を読んでいないのですが、それでも楽しく一気に読めました。
7点
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テーマ : ブックレビュー
ジャンル : 本・雑誌

「夏の名残の薔薇」恩田陸



山奥のクラシックなホテルで、毎秋開かれる豪華なパーティ。その年、不吉な前兆とともに、次々と変死事件が起こった。果たして犯人は…。巧妙な仕掛けで読者に挑戦する渾身の一作。

168冊目
初の恩田陸作品です。同じ舞台で時間を別にしていくつかの全く違う事件が起きるという難解な展開、さらに「去年マリエンバートで」の執拗な引用も難解さに拍車をかけていましたが、最後のなぞときとフィナーレが美しい小説です。
6点

テーマ : ブックレビュー
ジャンル : 本・雑誌

「Colorblind」Robert Randolph & The Family Band



2003年、2ndアルバムUnclassifiedで全世界に衝撃を与えたペダルスチール奏者、ロバート・ランドルフのRobert Randolph & The Family Band名義での3年ぶりの3rdアルバムが発売されました。
なぜか日本版は未発売のため、輸入版を購入しました。
こんなにすばらしいアーチストの作品を日本国内で販売しないなんて何考えているんだろうと思わずにおれません。

ペダルスチールという、通常はカントリー&ウェスタンなどで演奏されるいわば「過去の」楽器で最新のグルーブとソウルを生み出すロバート・ランドルフのスーパーテクと溢れんばかりのファンク魂は今回も健在。

バンドメンバーはロバートとマーカス(Dr)のランドルフ兄弟にダニエル・モーガン(B)の3人は変わらず、オルガンにジェイソン・クロスビーという4人編成。

しかし、5曲目「Jesus Is Just Alight」にはエリック・クラプトンがギター&ボーカルで参加。大人のロックを聴かせてくれる。6曲目「Stronger」では今後のソウル界を背負って立つといわれる歌姫リーラ・ジェイムズとバラードをデュエット。さらに9曲目「Love Is the Only Way」ではデイヴ・マシューズ、リロイ・ムーア&ラショーン・ロスとジョイント。と大物とのジョイントが3曲も収められていますが、大人締めのそれらに較べてやはりバンド単体でやっている曲ののびのびしてる感じがすごくいいです。

オープニングの「Ain't Nothing Wrong With That」で、いきなりファンクワールドに引きずり込まれ、「Deliver Me」、「Diane」まで一気に畳み掛けてしまいます。
「Angels」から先述の「Jesus Is Just Alight」、「Stronger」まではちょっと落ち着いて聴かせて、「Thrill of It」、「Blessed」そして「Love Is the Only Way」まで大人のファンク路線。「Thankful 'N Thoughtful」でP-FUNKったあとは、畳み掛ける「ホーカーミンッ」が印象的でCDが壊れたかと思うような「Homecoming」。

Unclassifiedで、2曲目「I Need More Love」を聴いた時のような頭を殴られるような衝撃は残念ながらなく、1stのライブや2ndに溢れていた全体に熱くてラフなジャムっっぽさが消えた印象ですが、きっちりとまとまった印象を与えるアルバムです。
ジャムはライブで聴けってことなんでしょうかね。

興味のある方はぜひ1stと2ndも手に取ってください。すごいよ。それにしても国内盤全部廃盤&新作未発売ってどういうことよ?>ワーナーさん
  


iTunes収録曲は↓
Robert Randolph & The Family Band


公式HPでは「I Need More Love」から「Thrill of it」までヴィデオが視聴可能。前は驚愕のペダルスチールソロも見れたのですが、今はなくなってしまいました。残念。

このCDにガツンとやられたsmoky smoking roomさん、ぜひさらにガツンとやられまくってください。
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テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE
ジャンル : 音楽

「王妃の館」浅田次郎

 


思いっきり笑えて泣ける、人情巨編!150万円の贅沢三昧ツアーと、19万8千円の格安ツアー。対照的な二つのツアー客を、パリの超高級ホテルに同宿させる!? 倒産寸前の旅行会社が企てた、“料金二重取りツアー”のゆくえは…。(上巻)

涙と笑いの人生ツアー、ついに決着へ!
愛人と別れたうえリストラされたOL。人気作家とその担当編集者。心中を目論む老夫婦。カード詐欺師の夫婦…。ルイ14世の秘話を織り込んで、親子の愛が、夫婦の愛がホロリとさせる珍道中の物語。(下巻)

166、167冊目
稀代のストーリーテラー、浅田次郎さんの作品です。現代と過去、2つのツアーと2つの対照的な軸を中心に飽きさせることなく大作を軽妙に描ききっています。
とても面白かったです。
8点。

テーマ : ブックレビュー
ジャンル : 本・雑誌

「偶然の祝福」小川洋子



息をつめてずっと願えば、きっと小さな奇跡がやってくる。珠玉小説。

見覚えのない弟にとりつかれてしまう女性作家、夫への不信がぬぐえない妻と幼子、失踪者についつい引き込まれていく私…心に小さな空洞を抱える私たちの愛と再生の物語。

不幸であればあるほど、輝かしい偶然が待っている。 犬と私と弟が紡ぎ出すいとおしい物語。

165冊目
本人を髣髴とさせる小説家を主人公とした連作短編集。小川洋子らしい作品だと思いました。
7点。

テーマ : ブックレビュー
ジャンル : 本・雑誌

「それいぬ」嶽本野ばら



“乙女の聖書”として語り継がれた伝説のエッセイが遂に文庫化。乙女はみんな根性ワル、お食事より悪口が好き、ゴージャスで貴族で孤独であれ、真のロリータとは?リボン・フリルのブラウス・Vivianne Westwood…野ばらのエレメントがちりばめられた乙女論は、ロマンチックでお上品でクラシカルで意地悪!正しい乙女になるための必修科目。

164冊目
「下妻物語」を髣髴とさせるような楽しいエッセイ集でした。
6.5点

テーマ : ブックレビュー
ジャンル : 本・雑誌

「刺繍する少女」小川洋子



母がいるホスピスで僕は子供の頃高原で遊んだ少女に再会、彼女は虫を一匹一匹つぶすように刺繍をしていた―。喘息患者の私は第三火曜日に見知らぬ男に抱かれ、発作が起きる―。宿主を見つけたら目玉を捨ててしまう寄生虫のように生きようとする女―。死、狂気、奇異が棲みついた美しくも恐ろしい十の「残酷物語」。

163冊目
上のキャッチにあるほどの内容ではありません。野生時代への連載をまとめたもののようですが、できばえにずいぶんと差が有るような気がします。「第三火曜日の発作」が一番印象に残りました。
ただし、やはりこの人は長編が面白いと思いました。
5.5点

テーマ : ブックレビュー
ジャンル : 本・雑誌

「凍りついた香り」小川洋子



今でも彼の指先が、耳の後ろの小さな窪みに触れた瞬間を覚えている。まずいつもの手つきでびんの蓋を開けた。それから一滴の香水で人差し指を濡らし、もう片方の手で髪をかき上げ、私の身体で一番温かい場所に触れた―。孔雀の羽根、記憶の泉、調香師、数学の問題…いくつかのキーワードから死者をたずねる謎解きが始まる。

162冊目
なくなった恋人の過去を尋ねる旅に出た主人公。そして恋人の弟、母とのふれあいさらに恋人の過去とのふれあいを描いたこの作品。
「博士…」、「薬指の標本」に並ぶ名作だと思いました。
8点

テーマ : ブックレビュー
ジャンル : 本・雑誌

「仇敵」池井戸潤



幹部行員の裏金工作を追及した恋窪商太郎は、謂れなき罪を着せられメガバンクを辞職。エリートから地方銀行の庶務行員となるが、人生の豊かさを知る。だが、元ライバルからの電話が再び運命を揺るがす―。不正を知った男は謎の死を迎え、恋窪は“仇敵”への復讐を誓う。乱歩賞作家、渾身の連作ミステリー。

161冊目
いつもの勧善懲悪もの、なのですが、今回は銀行をつまはじきされたベテラン銀行員が主人公で、いつもとは毛色が違うストーリーの動き方をしました。
面白かったです。
6.5点

テーマ : ブックレビュー
ジャンル : 本・雑誌

「犬のしっぽを撫でながら」小川洋子



『博士が愛した数式』の著者の痛快エッセイ。
数の不思議に魅せられた著者の「数にまつわる」書き下ろしエッセイのほか野球の話、本の話、犬の話などを収録。

160冊目
「博士が愛した数式」と出版後に書かれたエッセイ集。「博士…」関連のエッセイや、アンネ・フランクについて寄せた文章はすばらしいです。
この方はエッセイも面白いです。
6.5点

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ジャンル : 本・雑誌

「暗い国境線」逢坂剛



英国将校の死体が身につけた"機密文書"の真偽を探れ!
無条件降伏を突きつけられたドイツ。ヒトラー最後の望みは、地中海沿岸に上陸する連合軍の返り討ちのみ。その目標はシシリー島、サルディニア島、それともギリシアか?枢軸国と連合国、史上最大の欺瞞工作が始まった。
愛と諜報の壮大なドラマ!
著者渾身のイベリア・シリーズ第4弾!
「わたしは、情報員である前に人間でありたい」第二次世界大戦下のスペイン・マドリードで、敵同士ながらも愛し合う北都昭平とヴァジニア。そして2人をつけ回すゲシュタポ将校ハンセン兄弟の魔の手。北都への想いと連合国への忠誠の狭間で、身を引き裂かれるヴァジニア。2人はその愛を全う出来るのか??

159冊目
逢坂さんの「ライフワーク」シリーズも4作目。スペインを舞台にしたスパイ物語はまだまだ終わりが見えません。第1作「イベリアの雷鳴」からはや7年。意外な人物の裏切りやヴァジニアとホクトの恋の行方など、今後も楽しみになる作品です。
7点

テーマ : ブックレビュー
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