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「河畔に標なく」船戸与一



密林に墜ちた200万ドル。手にするのは誰だ!?
ミャンマー山岳地帯で200万ドルを載せたヘリが墜落。表沙汰にはできないこの金を巡って、後ろ暗い経歴をもった男たちが密林を彷徨う。大金を手にし野望を遂げるのは誰だ!? 迫力の冒険巨編。

149冊目
最近の船戸与一の小説にはあまり昔の船戸小説のパターンだった、目覚めてゆく少年が登場しない。
今作もそうです。どちらかといえば、どん詰まりの大人たちがチャンスを求めて、やむにやまれず冒険に足を踏み入れてしまうという小説です。
7点。
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テーマ : ブックレビュー
ジャンル : 本・雑誌

「夜離れ」乃南アサ



甘えん坊の摩美としっかり者の朋子。摩美の彼氏に一目惚れしてしまった朋子が、摩美の結婚式で行なった禁断のスピーチとは…「祝辞」。銀座のホステスから地味なOLに戻り、着実な結婚をめざした(私)を襲った突然の不幸…「夜離れ」。結婚に憧れる女性たちが、ふと思いついた企みとは?ホントだったら怖いけど、どこか痛快な気分にも。微妙な女心を描く6つのサスペンス。

148冊目
全編、ちょっと怖い女性の話です。
6.5点

「手紙」東野圭吾



本格推理から学園ミステリー、パロディー小説や絵本など、さまざまな作風で読者を魅了しつづける著者が、本書でテーマに据えたのは、犯罪加害者の家族。犯罪が、被害者や加害者だけではなく、その家族にまで及ぼす悲しい現実を見据えた意欲作である。殺人犯の弟という運命を背負った高校生が成人し、やがて自分の家族を持つにいたるまでの軌跡を、大げさなトリックやサスペンスの要素を用いることなく、真正面から描ききっている。

武島直貴の兄・剛志は、弟を大学に入れてやりたいという一心から、盗みに入った屋敷で、思いもかけず人を殺めてしまう。判決は、懲役15年。それ以来、直貴のもとへ月に1度、獄中から手紙を送る剛志。一方で、進学、恋人、就職と、つかもうとした人生の幸福すべてが「強盗殺人犯の弟」というレッテルによって、その手をすり抜けていく直貴。日を追うごとに、剛志からの手紙は無視され、捨てられ、やがて…。

1999年に刊行された『白夜行』以降、著者は『片想い』 『トキオ』など、連載小説という発表形態を通じて、読み手を飽きさせないだけのストーリーテリングの実力を確実に身につけてきた。新聞連載された本書も、バンドデビューや窃盗事件などの出来事を積み重ね、そのつど揺れ動いていく直貴の心の危うさを巧みに演出しながら、物語を引っ張っていく。
しかしながら読み手は、たえず居心地の悪さを感じずにはいられないだろう。なぜなら、直貴に向けられる差別は、私たち自身の中にも確実に存在するものだからである。「差別や偏見のない世界。そんなものは想像の産物でしかない」と言い切る直貴の言葉が、ずっしりと心に響く。

147冊目
いくらがんばっても幸せになってはいけないと社会に宣告されるような人生。そんな人生を歩むつらさを感じながら読みました。
7点

テーマ : ブックレビュー
ジャンル : 本・雑誌

「夕子ちゃんの近道」長嶋有



物は古びると磨きがかかるけど、人はナマモノだからね。――骨董屋の二階に身一つで転がり込んだ「僕」の人生の春休みのような日々を綴る初の連作短篇集。

146冊目
手に取るまでタイトルで勘違いしていましたが、童話ではありません。
また、解説にも連作短編とありますが、ストーリー的につながっているので、どこから読んでもいいわけではありません。そういう意味では長編だと思います。
川上弘美さんの「古道具屋中野商店」と舞台設定が重なりますが、こちらはいつもの長嶋ワールド。たのしく読めました
8.5点

テーマ : ブックレビュー
ジャンル : 本・雑誌

「月の砂漠をさばさばと」北村薫



9歳のさきちゃんと作家のお母さんは二人暮し。毎日を、とても大事に、楽しく積み重ねています。お母さんはふと思います。いつか大きくなった時、今日のことを思い出すかな―。どんな時もあなたの味方、といってくれる眼差しに見守られてすごす幸福。かつて自分が通った道をすこやかに歩いてくる娘と、共に生きる喜び、切なさ。やさしく美しいイラストで贈る、少女とお母さんの12の物語。

145冊目
おーなりゆーこさんの絵と暖かい文章で、よむとホンワカする本でした。
7点。

テーマ : ブックレビュー
ジャンル : 本・雑誌

「来なけりゃいいのに」乃南アサ



「仕事は半人前のくせに、口ばっかり達者になって」ベテランOLの多恵子は鬱々としていた。OA化に伴い仕事が減少、若いOLたちに疎んじられる日々である。が、そんな彼女を部長の一言が変えた。「彼女らを指導してやってくれ」俄然、発奮した彼女は活気を取り戻すが…(「春愁」より)。OL、保母、美容師 ―働く女たちの哀歓を描く傑作サイコ・サスペンス。

144冊目
乃南さんらしい、ちょっと怖くて、それでいて一気に読み込める小説集です。
6.5点

テーマ : ブックレビュー
ジャンル : 本・雑誌

「アンジェリーナ」小川洋子



佐野元春の代表曲にのせて、小川洋子が心の震えを奏でて生まれた、美しい10の恋物語。物語を紡ぐ精霊たちの歌声が聞こてくるような、無垢で哀しく、愛おしい小説集。

143冊目
「アンジェリーナ」、「バルセロナの夜」、「彼女はデリケート」、「誰かが君のドアを叩いてる」、「奇妙な日々」、「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」、「また明日…」、「クリスマスタイム・イン・ブルー」、「ガラスのジェネレーション」、「情けない週末」。
佐野元春の代表曲10のテーマを小川洋子が小説化した作品。ごくごく軽く読めます。
6.5点

テーマ : ブックレビュー
ジャンル : 本・雑誌

「活動写真の女」浅田次郎



昭和44年、京都。大学新入生の僕は友人と太秦映画撮影所でアルバイトをすることになった。その友人が恋に落ちたのは30年も前に死んだ女優の幽霊だった…。青春恋愛小説の傑作。

142冊目
内容は確かに怪談なのですが、汽車員同様にひとの死を媒介にとても美しいラブストーリーとなっています。狂言回しの青年の恋愛もとてもみずみずしくて美しい小説でした。
8点

テーマ : ブックレビュー
ジャンル : 本・雑誌

「シャイロックの子供たち」池井戸潤



たたき上げの副支店長、社内恋愛中のOL、お調子者の課長代理…出世のため、家族のために奮闘する行員たち。現金紛失事件をきっかけに不穏な空気がたちこめ、一人の男が失踪した。

141冊目
現金紛失事件の顛末を中心にある銀行支店の人間模様を連作風に綴った小説です。
池井戸潤らしくなく淡々と進む小説でした。
6.5点

テーマ : ブックレビュー
ジャンル : 本・雑誌

「火怨」高橋克彦

  

何度も目頭が熱くなる。血が脈打つ小説だ。――(北上次郎)
古代蝦夷の阿弖流為(アテルイ)を描く渾身の大作!
辺境と蔑まれ、それゆえに朝廷の興味から遠ざけられ、平和に暮らしていた陸奥の民。8世紀、黄金を求めて支配せんとする朝廷の大軍に、蝦夷の若きリーダー・阿弖流為は遊撃戦を開始した。北の将たちの熱い思いと民の希望を担って。古代東北の英雄の生涯を空前のスケールで描く、吉川英治文学賞受賞の傑作。(上巻)

朝廷軍と戦い抜いた北の英雄の生涯。
吉川英治文学賞受賞の歴史巨編!
朝廷の大軍を退けた蝦夷たちの前に、智将・坂上田村麻呂が立ちはだかる。威信を懸けた朝廷の逆襲がはじまった。信に足る武人・田村麻呂の出現で、阿弖流為は、民のため命を捨てる覚悟を決めた。北の大地に将たちが1人、また1人と果てていく。蝦夷の心を守り戦い抜いた古代の英雄を、圧倒的迫力で描く歴史巨編。(下巻)

139、140冊目
紹介文のとおりの力作、感動作です。
平安時代坂上田村麻呂と戦った蝦夷、阿弖流為(アテルイ)、母衣(モイ)らの戦いを描いた作品です。
一気に読みきれる作品です。
8点

テーマ : ブックレビュー
ジャンル : 本・雑誌

「鉄道員」浅田次郎



娘を亡くした日も、妻を亡くした日も、男は駅に立ち続けた―。心を揺さぶる“やさしい奇蹟”の物語…表題作はじめ、「ラブ・レター」「角筈にて」など8編収録。第117回直木賞受賞作。

138冊目
表題作は高倉健主演、広末涼子を娘役に映画化されました。読まず嫌いで今まで放っておいたのですが、後悔しています。
8編の短編はどれもこれもすばらしいクオリティで、ことに「鉄道員」、「角筈にて」の2編は涙なしには読めない作品でした。
これからいろいろ呼んでみたいと思います。
9点

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ジャンル : 本・雑誌

「栄光一途」雫井脩介



オリンピックを目前に控えた日本柔道強化チームのコーチ望月篠子は、柔道界の重鎮から極秘の任務を言い渡された。「代表候補の中から、ドーピングをしている選手を突き止めよ」絶妙なテンポで繰り広げられる、シリーズ第一弾。鮮烈なるデビュー作!

137冊目
ストーリー的には前後してしまいますが、「白銀を踏み荒らせ」の登場人物が出てくる雫井氏のデビュー作です。
おなじみのキャラクターが場所を変えて活躍している小説ですが、前半のスポーツシーンの描写から一転して後半一気にストーリーが動き、一気に読んでしまいました。
7点。

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ジャンル : 本・雑誌

「未練」乃南アサ



ふと入ったカレー屋で音道は、男が店主に「こいつは俺の女房を殺した」と怒鳴る場面に遭遇する―男同士の絆が無惨に引き裂かれてゆく様子を描いた表題作。公園の砂場で保育園児が殺害され、その容疑者の素性に慄然とする音道…「聖夜」。監禁・猟奇殺人・幼児虐待など、人々の底知れぬ憎悪が音道を苛立たせる。はたして彼女は立ち直れるのか?好評の音道シリーズ短編集第二弾。

136冊目
ストーリー的に「凍える牙」の前後に位置すると思われる女刑事・音道貴子シリーズの短編第2集。
面白く読めました。
7点

「紅蓮鬼」高橋克彦



淫らで妖しい淫鬼と道真の怨みを受け継ぐ怨鬼に陰陽師が立ち向かう!

延喜八年、伊勢の国賢島に変死体を積んだ難破船が打ち上げられる。しかも下手人は若い娘……!はたしてどんなあやかしの仕業なのか。数々の陰陽師がこの謎に挑むが。

135冊目
日刊ゲンダイ連載らしく、性描写はかなり露骨ですが、ストーリーとしては面白く読めました。
6点

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ジャンル : 本・雑誌

「I LOVE 英国フットボール―観た!行った!!はまった!!!ジョージ・ベストに会った!! 」島田佳代子



フットボールに関わるさまざまな方面に親交がある著者ならではの視点でイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4地域を含めた英国フットボールの"いま"と"むかし"を伝えるさまざまなエピソードを紹介。
稲本潤一選手はもちろん、最近の中田英寿選手、中村俊輔選手の移籍によってますます日本でも注目を集めはじめた英国フットボールを新たな視点から切り取っている。
安齋肇氏が担当したかわいいスリーライオンが本書のトレードマーク。


134冊目
サポ目線による英国フットボールを分かりやすく紐解いた本です。
島田さんの文章は、ウェブ、雑誌問わずいつも楽しく読んでいますが、こうやって1冊の本になったものをまとめて読むのも楽しかったです
7点

ちなみに島田さんのブログはコチラ

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「誰か」宮部みゆき



財閥会長の運転手・梶田が事故死した。遺された娘の相談役に指名され、彼の過去を探ることになった会長の婿・三郎は、梶田の人生をたどり直し、真相を探るが……!? 著者会心の現代ミステリー。

133冊目
宮部みゆきさんの筆力からいけば軽く書いたような作品ですが、ミステリよりもストーリーに重点の置かれたしんみりする話でした
7点

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ジャンル : 本・雑誌

「デウスの棄て児」嶽本野ばら



不義の子として生まれ、神に弄ばれ、棄てられ、絶望し、私は神を見限りました――。神をも畏れぬ強烈な解釈で、キリシタン3万7千人殉教の「天草四郎」の悲劇を衝撃的に描いた、平成の耽美派作家2003年書き下ろし最新作。
 「私を衝き動かしてきた、私の生きる原動力となってきたものを、今となっては正直に告白しなければなりますまい。それは神、つまりは天主への憎しみ。この世界を創造し、摂理を生み出した全能の天主なるものが事実存在するならば、私はそのものに復讐を企てる為だけに心血を注いできたのです」
 天草四郎―日本キリシタン史最大の悲劇となった3万7千人殉教事件の主人公は、その美貌とたぐい稀なるカリスマ性だけが人々に知られ、その生い立ちも、反乱のきっかけも、殆どが謎とされている。 本書は、先ごろ三島賞候補となった著者が、これらの謎に衝撃的な解釈を加えてまったく新しいドラマに仕立てた、嶽本野ばら流歴史エンターテイメントである。現代によみがえる鮮烈な「天草四郎」像を、どうかご堪能いただきたい。

132冊目
直前に読んだ「鱗姫」が残念な出来だったので、心配したのですが、嶽本流に島原の乱を美しく描いている秀作だと思います。
最後のシーンは涙が出そうになるほど美しいです。
7点

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「鱗姫」嶽本野ばら



げに恐ろしきは鱗の病―美貌の娘・楼子(たかこ)を初潮とともに襲った「鱗病」。その忌まわしき病を伝える龍鳥(たつお)家の秘密とは? 自慢の肌を冒す病の恐怖に脅える楼子は、やがて凄惨な治療法を発見するが…。澁澤龍彦に顕現した「魔道継承にこころざす異端の魂が絶えることはないのだ、と実証するかのよう」(本書解説より)と評された、平成の耽美派・嶽本野ばらの異色の美肌ホラー、待望の文庫版。

131冊目
嶽本野ばらは、「下妻物語」とその続編に続き3冊目ですが、あまりに陰惨な出だしから、話が動き出す中盤と期待しながら読み進めましたが、ラストがちょっとがっかり。
こういう終わりはなぁと残念に思いました。
5点。

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